お知らせ
スタッフ紹介

今年の冬の小児発熱患者さんの診療について

 昨日(2020年9月28日)のNHKニュースウオッチ9で当クリニックが紹介されました。丹念な取材をしていただき、新型コロナに加えインフルエンザの流行が加わった際の発熱患者さんへの対応について、診察受付方法、検体採取についての工夫などご紹介いただきました。しかしながら、小児の発熱の原因は新型コロナやインフルエンザだけではありません。むしろ発熱の原因が新型コロナであることは極めて稀だと考えられます。現在、小児で新型コロナを疑う場合は、ご家族の中で陽性者が出た場合、あるいは集団生活の場で成人スタッフで陽性者が出た場合の2つのパターンがほとんどで、お子さんが発熱が続いていたとしても、溶連菌やアデノ、一般的な風邪や突発性発疹だったりすることがほとんどです。

<流行性感冒と言われていた時代>

少し古い話になりますが、迅速診断検査などがない時代は、風邪のことは普通感冒、冬に流行する症状の強い風邪は流行性感冒と言われて、水分と栄養をよくとり安静にして、漢方薬などを飲んで体調が回復するのを待っていました。そのほか症状・診察・経過から溶連菌感染症と診断したり、中耳炎、尿路感染症と診断し抗菌剤の投与をしていました。基本的なスタンスは今も変わらないと思います。現在流行している新型コロナウイルスは、超高齢者や超肥満・糖尿病などの基礎疾患を持った方にはやっかいな悪性の風邪だと考えてよいと思います。

<やみくもに検査するべきではない>

インフルエンザの迅速診断キットが登場したこと、抗ウイルス薬、ワクチンの登場によって、風邪の診療や皆さんの風邪への考え方が大きく変わりました。診察からでも概ね診断できますが、溶連菌の迅速診断検査やマイコプラズマのPCR検査などにより、適切な抗菌薬の投与ができるようになりました。またインフルエンザの診断を受け、抗ウイルス剤を使用することで、重症化を防ぐことができました。昔の冬の病棟はインフルエンザの肺炎(稀に脳炎)などで忙しかったものです。昨今は冬の時期の病棟にはインフルエンザの患者さんは少なくそのかわりRSウイルス感染症のお子さんが多くなっています。図にお示ししたように、川崎病などは丹念な診察と、通院による経過観察、採血による血液検査などで早期に診断することで、合併症を防ぐことができます。迅速検査が陰性だから安心というわけではありません。 当院では、様々な診断検査ができますが、できる限り検査は最小限に、安全にできる検査や採取法をご提示させていただきながら診療いたしております。

<小児科外来は一年を通じて発熱外来>

小児の診療は一年中発熱外来と言っても過言ではありません。新型コロナの第一波の際には、海外の緊迫した状況からとても地域の一般診療所では太刀打ちできない感染症という印象を全ての医療者がもっていたと思います。しかしながらクラスター発生には三密を避けること。個々の感染防止には兎に角手洗いを励行し、目、鼻、口を手で触らないことを徹底すること(マスクも大事:でもマスクの外側を手で触わらないように)で、感染防止が期待できることがわかってきました。日本が諸外国に比べ、死亡率、重症化率が低い要因も少しずつわかってきました。超肥満が少ないこと、BCG(日本株)接種、既存のコロナ感染による交差免疫、様々なワクチンのアジュバントが訓練免疫を高めているなどです。

小児科のスタッフは日頃こどもたちの飛沫を浴びて診療してきましたので、交差免疫がそれなりにあるかもしれません。いずれにしましても、コロナと共存しながら生活をするには、気をぬかず感染対策を万全にしながら恐れすぎないで診療をしていくしかありません。

<PCR検査が可能の意味:検体採取が可能>

昨日NHKで紹介されたPCR機器は、もともとマイコプラズマの検査用に導入したもので、今回新型コロナの試薬が発売されたため、院内でも使用できるようになったため紹介されましたが、対象は限って使用しています。唾液が採取できる方には、検査センターに依頼して結果を出していただいています。かかりつけでPCR検査ができるという場合には、多くはPCR用の検体採取ができ、検査センターへの依頼が可能という医療機関であることを意味します。現在はそのような医療機関の方が多いと思いますので、誤解のないようにお願い致します。

<医療はサイエンスとアート >

医療はサイエンスとアートだと考えています。アートの部分は医師のスキルと経験、そして患者様の体質や既往歴、生活環境、状況によって織り成されるものだと思います。これから冬の診療に様々なガイドラインが登場すると思いますが、それらの情報を参考にし、かつアートの部分も大切にして診療していきたいと思っています。

PCR検査機器
(マイコプラズマ・新型コロナ)
高感度迅速検査(インフルエンザ・RS)
抗原迅速検査(新型コロナ、インフルエンザ、RS、
アデノ、溶連菌など)
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