お知らせ
スタッフ紹介

「クリニックばんびぃに」は2025年4月で10周年を迎えました

2015年の開業当時、都心部には小児科専門医が少なく、「小児科の先生にしっかり診てもらいたい」という声に応えたいと考え、港区内で小児科メインのクリニックを開設いたしました。お子さんやご家族が体調のことを気軽に相談できる“パートナー”のような存在でありたいという思いで、ここまで歩んでまいりました。

クリニックの設計には、“お母さんがほっと一息つける場所”を目指し、ピンクを基調とした優しい空間づくりや、季節を感じられる装飾にもこだわってきました。また、子育ての中で困った時や誰かに話したい時、母親同士が自然と情報交換できるような雰囲気も大切にしています。

開院から間もなくして病児保育室「チルドケアばんびぃに」も併設し、子育てと仕事の両立をサポートしてまいりました。保育スタッフも看護師も、子どもと関わる経験が豊富で、保護者の皆さまにも安心してご利用いただける体制を整えています。

日々の診療で心がけていること

たとえ軽い病気だとしても、お母さん方の不安な気持ちに寄り添うことを常に意識しています。お母さんの性格や状況によって、同じ程度の病気でもより慎重に話したほうがいい場合と、「大丈夫ですよ」と言ってあげたほうがいい場合とがあります。診療に対する満足度は、何をどこまで説明する必要があるのかで一人ひとり違ってきます。時期や状況を見て、その子に応じた具体的かつ的確なアドバイスをバランス良くすることが重要だと思っています。当院は基本小児科・内科・アレルギー科で、私自身も地方都市で成人の方も診てきました。インフルエンザなどの感染症ではご家族全員を診させていただくことが可能です。また、アレルギー関連疾患はお子さんを中心に大人の方も診させていただいています。「子どもを診るのが得意なファミリードクター」というスタンスで、診療にあたっています。

必要な支援を届けるべく病児保育・産後ケア施設と連携

開院して3年目に、同じ白金台エリアで当院から徒歩1分のところに、病児保育室「チャイルドケアばんびぃに」を開設しました。病児保育室とはお子さんがお熱で保育園を休まなければいけない時にお預かりする施設のことになります。もともと病児保育は女性の就労支援として始まった経緯がありますが、今や共働きは当たり前ですから、子育て支援といっていいと思います。実際お母さんは仕事を絶対に休めないけれどお父さんは休めるから、お子さんの送迎はお父さんというケースもあります。朝6時半から予約されている方のチェックや、可能な方への連絡がはじまります。残念ながらキャンセル待ちのままになった方がいらっしゃる日は申し訳ない気持ちで出勤することになります。通常は希望者が多く前日の夕方には翌日の入室者が決定することが多いのですが、空きがある状況でWEBから夜間帯に申し込みがあった際に、夜分あるいは翌朝ご連絡して入室可能なことをお伝えした際に感謝のお言葉をかけていただけることは大きな励みになっています。

病児保育室は港区の委託事業ですが、安心・安全のため、またスタッフの急なお休みに備えるために余裕を持った体制を整えなければならず、補助の基準以上のスタッフの体制を整えています。開設時定員4名でしたが、6名そして2年前に8名となりましたが、何とか運営を継続することができています。この8年間大きなトラブルもなく運営できたことは、スタッフの努力の賜物だと心より感謝しています。

小児科医として産後ケアにも対応

 当クリニックでは乳児健診に子育て経験のある小児科看護師や助産師が関わって、お母さんの相談もお受するようになってから、赤ちゃんのためにも、お母さんが休めるところが必要だと考えるようになりました。待望の赤ちゃんとの対面から数週間、授乳以外はほとんど寝ているような時期を経て生後1か月、2か月と起きている時間が増えると、赤ちゃんも泣き方や声のトーンを変えて様々な欲求を試行錯誤で訴えるようになります。赤ちゃんが生後1か月ならお母さんも母親1か月、お互い新米同士なのです。
 全力で育児をしようとしても、泣き止まない、何がしてほしいかわからない悩みを抱えながら、寝不足・疲労とストレスをかかえながら毎日を過ごしていらっしゃる方が多く、しかも産後は赤ちゃん中心で、お母さん自身の体調不良やメンタルケアの相談がなかなかできないのが現実ではないでしょうか。

 赤ちゃんをお預かりし、発達や体調を診させていただきますので、お母さんは、様々な悩みを打ち明けたり、ゆっくり睡眠をとったり、美味しいランチを食べて、ほんの少し肩の力を抜いてお帰りください。

当産後ケアルームは助産師以外に看護師(または保育士)の2名体制で、2組の親子さんに対応するという手厚いマンツーマン体制で行っているからこそ、喜んでいただける状況だと思っています。またランチを提供してくださっている「和味大輔」さんのご厚意があってこその和食御膳も当施設の大きな柱になっていて、この2年間毎日提供してくださっていることにあらためて感謝申し上げます。4人のお子さんの子育て経験から思いが伝わるメッセージをランチの際には添えていただき、利用者さんの癒しとなっています。

産後ケア事業は、利用に関して港区のサポートがありますが、事業としては助産院・産婦人科の病院の空床や空スペースを利用した事業として始まった経緯があり、施設建設費や家賃など行政の補助はございません。行政からのご支援のもとオプションを加えさせていただくことで、運営が維持されていることをご理解いただけると助かります。

私の医師像

私の父は地方都市の開業医でした。高度経済成長期で、子どもが多い時代(出生数が年間200万人)に朝から晩まで診療している姿を見てきたので、医師とはそういうものだというイメージがあります。救急センターなどない時代ですから、患者さんからの連絡で夜中に診療することもありましたね。私自身は長く大学病院に勤めた後、地域医療に専念してきました。父のスタイルで仕事をしてきたせいか、開業後もブルドーザーのような勢いで医療に携わってきました。当院においてもかかりつけ登録をされた方にはホットラインを設け、困ったことがあれば電話でアドバイスをするサポートを行っています。

ワクチン接種の啓発にも注力

ワクチンによって予防につなげられる病気をVPD(Vaccine Preventable Diseases)といいますが、2017年7月よりVPDの啓発活動を行うNPO法人の理事を務めています。日本では毎年大勢の子どもがVPDに感染し、重い後遺症で苦しんだり命を落としたりしています。そんな子どもを一人でも減らせるよう、会ではVPDの重大さやワクチンの大切さを広める活動や、行政的にどんなシステムであるべきかの提言なども行っています。そういうお手伝いが少しでもできればと思っています。

クリニックでのワクチン接種について。

予防接種に関してはこだわっていて、例えば、間違い接種を可能な限り起こさないための取り組みをしています。ワクチンは銘柄によってワクチンカラーが国際的に決まっています。ワクチンのバイアル(容器)に色がついているので、当院ではワクチンと同じ色のトレイを用意し、そこにワクチンを置いています。何種類ものワクチンを同日に接種することもありますし、兄弟で来られることもありますからね。お母さんには、来院時に「今日、あなたのお子さんは何のワクチンをご希望ですか?」と必ず確認し、ワクチンカラーのリストバンドを装着。予約の段階で電話確認、来院時に確認、リストバンド確認、接種する部屋での確認、接種時の指差し確認と何重にも確認しています。健康なお子さんに行う医療行為なので、トラブルが最小限になるよう細心の注意を払っています。

感染症の診断

感染症の診断に関しては、病児保育室を運営していることもあり様々な迅速診断キットを用意して活用しています。その時の流行状況と症状から考えて検査をしています。15種類の病原体を15分で検出できる多項目同時PCR検査を導入しています。6歳以上で原因不明の発熱が続いている、熱が出て間もないけれど新型コロナの可能性があるので早めに診断をしたいという方はご相談ください。「いろいろ検査をやるから先生のクリニックは儲かっているでしょう」という言葉を聞いた時には残念な気持ちになります。包括医療制度を選択している当クリニック(多くの小児科開業医)では、基本的に6歳未満のお子さんの場合、様々な処置や検査は包括医療の中で行うためそれらをやればやるほど赤字になります。しかしながらお子さんのために最善を尽くしたいと考えて実施していることをご理解いただけると心が休まります。

今後の展望

患者さんのパートナーというスタンスで診療していますので、心配なことがあればなんでも気軽に相談してください。月曜と土曜は混雑するため、直接ご来院いただくと待ち時間が長くなる可能性があります。基本的に予約制ですので、インターネットやお電話でご予約ください。4月からは月曜の午前の外来に新たに母校の後輩の高木先生(東京科学大学(旧東京医科歯科大学)小児科教授)が加わり、私以外に4名の医師が情報を共有しながら診療いたします。大学の最新の医療情報や、まさに子育て真っ只中の若手小児科医のケアも取り入れながら、今後も多職種のスタッフの力を借りて、精一杯取り組み、その雰囲気を次世代へと継承し、地域のお子さんや若い方のために尽力していきたいと思っています。これからもどうぞよろしくお願い致します。

2025年4月

医療法人社団Bambini

理事長 時田章史(ときた あきふみ)

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小児科・アレルギー科・内科
03-3441-4150
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    (再発行には実費を頂きます)
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  • 保険内容に変更があった場合、必ずお知らせください。

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