「咽頭結膜熱」全国の患者数 8週ぶり減少も依然多い状況続く|NHK 首都圏のニュース
12月19日にNHKの取材を受けました。発熱患者さんが増える中、発熱した際の自宅でのケア、年末年始を控え、医療の逼迫を避けるための来院の目安についてコメントさせていただきました。
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都内の小児科のクリニックでは引き続き発熱などで受診する子どもが多く訪れています。
東京・港区にある小児科のクリニックでは、ことしは発熱などで受診する子どもがコロナ禍前の1.2倍から1.5倍ほどに増えているということで、19日午前中も7歳の男の子が発熱で受診し、インフルエンザの検査を行ったところ陽性になっていました。
クリニックによりますと、検査に使われている検査キットは発熱からの時間が短いと感染していても陽性にならない場合があるため、なかには翌日、再度検査を行うこともあるということです。
医療機関への受診についてはことし7月、東京都医師会も考え方を示していて、すぐに医療機関を受診する必要があるケースとして生後3か月未満の赤ちゃんで38度以上の発熱がある場合や子どもの顔色が悪く、ぐったりしている場合、それに水分を受け付けない場合などを挙げています。
一方で、発熱していても食事や水分がとれていて機嫌がいいなど状態が安定している場合は、発熱から6時間から12時間ほど空けて受診すれば、検査を行うことができるとしています。
「クリニックばんびぃに」の時田章史院長は「インフルエンザも流行しており、年末年始で医療機関が閉まる時期は特に救急の医療機関がひっ迫する可能性がある。ふだんから解熱剤を予備として保存しておき、子どもの状態が安定していれば解熱剤をうまく使いながら様子をみてほしい。一方で、状況によっては早めの受診が必要になってくるので、子どもの全身状態をみて受診するタイミングを考えてほしい」と話していました。