予防接種のご案内
Vaccine(ワクチン) Preventable(防げる) Disease(病気)を略してVPDといいます。
VPDはこどもたちの生命に関わる重大な病気です。これらの病気で命を落としたり、重い後遺症で苦しんだりしないよう、ワクチンで防げる病気はワクチンを接種することで予防いたしましょう。
ワクチンの接種を勧める時に、「お子さんに泳ぎを教えてくれるのがワクチンですよ」とお話しています。そして次のような話をさせていただきます。「泳ぎ方を知らずにいきなり川や海に飛び込んだ時、必死に泳いで岸に泳ぎ着いたり、人の助けを得て命が救われることができるかもしれませんが、溺れる確率が高くなることは皆さんにもおわかりいただけますよね。泳ぎを教えている途中で、水が鼻から入ってつらい思いをしたり、時には練習中に溺れそうになることもあるかもしれません。ワクチンも時には副反応がでることがありますが、リスクを最小限に抑えた結果、現在のワクチンは世界中の多くの方に安全にそして安心して接種していただいています。」
我々医師が感染症と戦うことは、溺れた人を、救助用の浮き輪を投げ入れ、溺れる人に近づき助けることを意味します(写真)。一方で医師はライフセイバーとしての知識と経験と同様に、水泳教室の先生として、お子様に泳ぎ方をお教えし、皆様の様々な疑問にお答したいと思います。
スウェーデン、ルンドの公園内の池に装備されている救助用の浮き輪。
水の事故防止が必要な緊張感が伝わってくる。
院長が理事をさせていただいている「NPO法人VPDを知って、子どもを守ろうの会」では、これまでに寄せられたワクチン接種に対する迷いや悩み、質問をQ&A形式でまとめた「みんなのワクチン相談室」がスタートしました。ワクチン接種を迷っている人、副反応が心配な人、ワクチンの基本情報が知りたい人など、様々な人のためのQ&Aです。子育てに熱心で、健康に敏感な方ほど、誤ったワクチン情報に惑わされやすいことが知られています。この相談室が正しいワクチン情報を知るきっかけになることを願っています。ぜひご覧ください。
月・水・木 14:30~15:30
土(隔週) 13:00~14:00(季節により時間帯が若干変更になることがございます)
上記の時間帯以外にも状況により対応可能ですので、お問合せください。
当日お持ち頂く物

過去の接種記録・次回の接種案内などの確認をいたします。

予めご自宅で、ボールペンでご記入ください。

念のためお持ちください。

念のためお持ちください。
委任状と同意書について
定期の予防接種は、原則保護者の同伴が必要ですが、保護者が特段の理由で同伴できない場合、保護者からの「委任状」により、保護者以外の人が同伴が認められています。同伴できる人は、普段からお子さんの健康状態をよく知っている人に限ります。
祖父母・叔父・叔母(伯父・伯母)・ベビーシッター・保育士など、接種を受けるお子さんの健康状態を普段より熟知する適切な人。
・委任状は、接種当日までに保護者本人が記入し、同伴者が予診票・母子手帳とともに医療機関に持参し、提出してください。
・予診票は、医師から診察・説明を受けた後、接種を受ける場合、同伴者ご自身の署名を予診票にしてください。
・委任状(PDF:112KB)
16歳未満の人が予防接種を行うには保護者の同伴が必要となります。
ただし、13歳から16歳未満の人が一人で接種を受ける場合には、保護者の同意があれば予防接種を行うことができます。
その場合、「予防接種のお知らせ」をお読みいただき、「予防接種予診票の保護者記入欄」に署名した予防接種予診票を持参のうえで医療機関を受診してください。
予防接種の流れ
公費負担のもの
ワクチン名 | 対象年齢 | 接種方法 | |
---|---|---|---|
ロタ ワクチン |
ロタ リックス |
生後6週以上24週未満 | 27日以上開けて2回 |
ロタ テック |
生後6週以上32週未満 | 27日以上開けて3回 | |
ヒブ(Hib)ワクチン (アクトヒブ) |
生後2カ月~5歳未満 | 1回目接種の年齢により1~4回 | |
小児肺炎球菌ワクチン (プレベナー) |
生後2カ月~5歳未満 | 1回目接種の年齢により1~4回 | |
B型肝炎ワクチン | 生後2か月~1歳未満 | 3回 | |
四種混合 (DPT-IPV) |
1回目 | 生後2ヶ月~7歳半未満 | 1回目より3~8週間後 |
2回目 | 2回目より3~8週間後 | ||
3回目 | 3回目より1年後~1年半後 | ||
4回目 | |||
DT | 11歳~13歳未満 | 1回接種 | |
BCG | 生後3ヶ月~1歳未満 | 1回接種 | |
麻疹・風疹 (MR) |
1期 | 1歳~2歳未満 | |
2期 | 年長さんの年の1年間 | 年度中に1回接種 | |
生水痘ワクチン | 1歳~3歳未満 | 3か月以上(標準的には6か月から1年)の間隔をおいて2回接種 | |
日本脳炎 | 1期 | 1期 3歳~7歳半未満 | 2回(1回目より1~4週間後) |
1期 追加 |
1回(1期2回目よりおおよそ1年後) | ||
2期 | 2期9歳~13歳未満 | 1回 | |
子宮頸がん予防ワクチン | 小学校6年生(12歳相当)~高校1年生(16歳相当)の女子 | 2価 3回(1回目接種後1カ月後、6カ月後) 4価 3回(1回目接種後2カ月後、6カ月後) |
※対象年齢を過ぎると公費(無料)での接種はできませんのでご注意ください。
麻疹・風疹(MR)ワクチンを接種できなかったお子さんのために2歳~18歳までは区の助成が受けられます。詳しくは港区保健予防課 (電話:03-6400-0081)にお問い合わせください。
子宮頸がん予防ワクチンは定期予防接種です。詳しくは下記をご覧ください。
港区ホームページ/HPVワクチン(子宮頸がん予防ワクチン)について (city.minato.tokyo.jp)
任意接種(有料)のもの
就学前児の百日咳抗体価とポリオ抗体価が低下している現状を踏まえ、日本小児科学会は2018年から5歳以上7歳未満の就学前の時期に「三種混合ワクチン」と「不活化ポリオワクチン」の任意接種を推奨しています。(なお、三種混合ワクチンと不活化ポリオワクチンの接種を四種混合ワクチンで代用することは現時点で承認されておらず、個別での接種が必要となります。)
※当クリニックでも「三種混合ワクチン」と「不活化ポリオワクチン」の追加接種(5回目)をお勧めしております。
お子さんや周囲の赤ちゃんを守るため、できるだけ就学前(就学後でも可)にワクチン接種で感染予防をしましょう。
ワクチン名 | 対象年齢 | 接種方法 |
---|---|---|
A型肝炎 (エイムゲン) |
1歳~ | 3回 |
生おたふくかぜ ワクチン |
1歳以上 | 2回(MR1期、2期と同じ頃)がお薦め |
髄膜炎菌 (メナクトラ) |
2歳~55歳 | 1回、学生寮などで生活する青年 |
インフルエンザ(不活化) | 生後6カ月~ | 1回(13歳以上)または2回(6カ月~13歳未満)毎年10月頃~ |
インフルエンザワクチンについて
ワクチンメーカーならびに迅速診断検査のメーカーであるデンカ生研・大塚製薬様と共同で、インフルエンザウイルスの解説用の動画を作製致しました。なぜインフルエンザにかかる人とかかりにくい人がいるのか、受診のタイミングなどについて説明しています。ぜひご覧ください。

※港区在住の6ヶ月から中学生までの方は、港区の助成があります。専用の問診票がありますので、クリニックにお問い合わせください。
診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | 祝 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
9:00-11:00 一般診療 (感染症を含む) |
||||||||
11:00-12:00 非感染症外来 |
||||||||
14:00-16:00 乳児健診・ 予防接種 |
||||||||
16:00-18:00 一般診療 (感染症を含む) |
土曜日は9:00~12:30
土曜日の予防接種は13:00~14:00 (隔週)
予防接種
乳児健診
- ご来院の際、診察券を受付にお出しください。
(再発行には実費を頂きます) - 毎月最初の受診日に、保険証をご提示ください。
- 保険内容に変更があった場合、必ずお知らせください。
受付時間
ご来院での受付
午前 9:00~12:00
午後 9:00~18:00
(12:30~14:00は除く)
オンライン受付
時間受付:
前日18:00~1時間前
順番受付:
午前 8:00~11:00
午後 13:00~17:00
お電話での受付
午前 9:30~11:00
午後 14:00~17:00
休診日
日曜・祝日
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